タイバンコク就職事情2020(最新版)

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最近まで人材紹介会社で働いていたので、良くも悪くも普通では話せないことをタイの最新就職事情としてご紹介したいと思います。

ここ数年のタイは不景気です。タイに進出している日系企業は経営が悪化しているところが目立ちます。特に自動車産業は深刻で、それに関わる部品関連の中小企業は大きな打撃を受けています。そのため、中には耐えられなくなって撤退を視野に入れている企業もあると聞きます。

そのため、不景気となる、以前のタイ、特にバンコクには大手企業も中小企業も関係なく多くの海外駐在員がおりました。今ではタイに海外駐在員を送る余裕がなくなってきている会社が多く、タイ人スタッフに任せる企業も増えています。しかし、タイ人スタッフに任せてしまうと、思わぬトラブルの対処が出来なかったり、納期が守られなかったりと言ったことが起こっています。

このようなことから、現在バンコクをはじめとしたタイ全体の日系企業は、海外駐在員を送る余裕がないが現地に住む日本人を雇用したいと考えている企業が多くあります。

現地に住む日本人を求めている理由は、海外駐在員と比べて給料や手当などが安く済むことだけでなく、現地に住んでいるの長く働いてくれる可能性が高いこと、タイ人スタッフとのコミュニケーションが取れることを挙げられます。また日本人にしか出来ない感性と技術力をタイ人スタッフに教えてくれること、日本人にしか出来ないパフォーマンスを挙げてくれることです。

ここまで読まれた方でタイで就職することにチャンスがあると思われた方には、語学の心配が出てくるかと思います。

多くの日系企業では管理職を除けば、タイ語能力が不問になっていることが多いです。中には英語能力も不問としている場合だって見かけます。しかし、タイで就職が決まり働いてからもなお、タイ語や英語を覚えようとしない場合は契約を切られてしまう場合があるので、難しいと思っても社内でのコミュニケーションくらいは取る方が良いです。

タイで仕事を探す方法は2つあります。

1つは人材紹介会社を利用することです。
タイバンコクには人材紹介会社が数多くあります。日系に絞ってもかなり数になります。(例えば、A-Link、キャリアリンクタイランド、エージェンシーなどなどキリがありません)
優良な人材紹介会社を見つけるのは、まずは登録してみることです。良い会社はレスポンスが早いです。また問い合わせ時に履歴書を送付する方が良いです。

もう1つはフリーペーパーです。
バンコクの日系の飲食店に行けば容易に手に入ります。たくさんの種類のフリーペーパーが発行されているので、それなりに求人情報が見つかりますが、結構苦労が多くなるので根気勝負です。

最後に一つだけタイ就職における注意点があります。
それは外国人(日本人)が働けない職業があり、もし働いてしまうと不法就労者として扱われ最悪二度とタイへくることが出来なくなることもあります。こういったことを避けたい方は人材紹介会社を利用することがオススメです。
どこの人材紹介会社も怪しい会社とは付き合っていませんから。